カワセミ

こんにちは!初めまして!本部町立博物館スタッフの『緑山』と申します!
新型コロナウイルスの影響で、休館中の当館ですが
皆さんに少しでも楽しんでもらおうと、本部の鳥をテーマにした連載を始めることにいたしました!
不定期更新でお届けしますので、皆さまお楽しみください。


———————————————-第1羽:カワセミ———————————————-

第1羽:カワセミ
2020年3月 本部町:撮影

        カワセミ(翡翠) ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属

 その朝、何度も「カーラカンジュー カーラカンジュー」と、念じながら出かけた。カーラカンジューとはカワセミの方言名だ。数週間前に可憐に飛び去って行ったカーラカンジューが、今日は目の前に現れそうな予感がして同じ場所に向かった。予感的中、カメラはカワセミをとらえた。

 「飛ぶ宝石」と形容されるカワセミを追い何度もシャッターを切った。カメラに収められた画像と実物を見比べると、色の質感が微妙に違っていた。画像も美しいけれど実物には劣る。調べてみると、羽そのものの色ではなく、光の干渉による羽毛の構造から出る色とあった(構造色という)。私たちの目はカワセミの美しい色彩を見ているのではなく、目に入って来る美しい光を感じているのだ。

 宝石の翡翠(ヒスイ)はカワセミを語源とするといわれる。また、キングフィッシャー(釣りの王様)の名を持っている。いずれもその美しさから授けられたのであろう。ホバリング(停空飛翔)して水に飛び込み魚をキャッチして飛び出てくる、見事な早業はキングフィッシャーの名に恥じない。カワセミは水に入ると目から膜を出しカバーするという。水中に入るたびにミーカガン(水中メガネ)の着用ができるのだ。これがキングフィッシャーの名を持つ秘密であった。

 それだけではない、カワセミはもう一つ驚くべき生態をもつ。消化できない骨などを胃の中で丸めて吐き出すこと(ペリットという)ができるのだ。だから、魚であれザリガニであれ丸ごと呑み込んでも平気なのだ。体長17cm・体重20~40gの小さな体にこれだけの機能を備えたカワセミはまさに「飛ぶ宝石」といえる。

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第2羽はまた今度!お楽しみに~!!
それでは、皆さま体調に気を付けてお過ごしください!

 

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